痛いところをみるって大切！

背部から肋骨にかけて筋肉痛かと思ったが、何か違うと思って某整形外科を受診。刺すように痛いと言ったが、痛いところを見ないで痛み止めで様子をみるようにいわれ、その夜は寝返りがうてないほど痛い･･･
気になって次の日、内科を受診すると帯状疱疹ヘルペスと診断。「もっと早く来たら良かったのに…二日ほど遅かったね」と、言われたそうです。

帯状疱疹ヘルペスは、水疱瘡のウィルスが体の中に潜んでいて体力が落ちた時に発症します。最初は身体のだるさや痛み・かゆみからはじまり、神経の流れに沿って帯状に紅斑（赤い点々）が出てきますので局所を確認すれば一般の方でもわかることがあります。


（↑発症後１ヶ月）
私も何人か局所をみて帯状疱疹ヘルペスの可能性を疑い診療所で診察をお願いしたことがあります。早期に発見して適切な治療を受けると瘢痕も最小限でとどまりヘルペス後神経痛にもなりにくいです。目や耳のそばに出来ると失明や高度の難聴になる可能性もありますので特に注意が必要です。
あとお風呂ですが水ぶくれのある時はシャワーで、水ぶくれがかさぶたになれば湯船につかり血行を良くして回復を早めましょう～

わたしも患者さんが、痛みを訴えられる場所、特に刺すような痛みは必ず局所の確認を怠らないようにしようと再度思いました。
まつきちでした。