春と体調と東洋医学

こんにちは、としぼうです！

春はこれまで寒く縮こまった気持ちが解き放たれるような気持ちの良い季節ですが、一方で精神的に不安定になったりもしますね。これは、西洋医学的にいうと、自律神経が乱れやすく、「自立神経症」や「パニック障害」が起こりやすい季節ということなのです。

これらを東洋医学では「肝」の病といい、代表的な症状としては、イライラして怒りやすくなったり、他人をやたら呼びつけてしまったり、これが長引くと食欲がなくなり疲れやすくなったり､気力の低下､不眠などがおこります。また手首の脈を触ると、弦が張ったような脈が感じ取れたりします。
では、こういう場合はどうすればよいのでしょう？

１．先ずは、食べ物に気を付けましょう。「肝」の病では、酸っぱいものが欲しくなるといわれます。適度に摂取することは身体に良いのですが、摂り過ぎるとかえって体調を悪化させてしまいます（筋が疲れ、舌がもつれる等の症状もでます）ので気を付けましょう。

２．こういう方は風にあたるのが辛いものです。また、風にあたり過ぎると体調を崩しやすくなりますので気を付けてください。

３．最後に鍼灸治療です。鍼灸では、「肝」の働きを良くするツボを使用するなどして、全身のバランスを整えます。「はりは怖い！」と思われる方もいらっしゃると思いますが、髪の毛のどの太さしかないのでほとんど痛みはなく、治療中も気持ち良さのあまりウトウトしてしまう方もいらっしゃるほどです。

ともかく、春は１年のスタート！
体調を整えて、素敵な年にしたいものですね！？^^